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不妊治療

不妊症とは?

不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。この「一定期間」についてですが、以前は3年とか2年とか言われておりましたが、最近になって、日本産婦人科学会から、「1年というのが一般的である」と変更されました。
男女とも加齢により妊娠が起こりにくくなることが知らされており、特に女性の卵巣機能が生殖可能期間に大きく影響することがわかってまいりました。
したがって、上記の定義を満たさなくても「不妊かもしれない」と思ったら、早めに検査や治療に踏み切った方が良いと思われます。

当院での不妊治療及び検査について

今や体外受精などのART(高度生殖補助医療)は欠かせない不妊治療法となっております。しかし、超音波などによる卵胞計測をしながら排卵の時期を推測しつつおこなうタイミング法や夫の精子を子宮に注入する人工授精法などの一般不妊治療法でも多くのご夫婦が妊娠に至っていることも事実です。
当院では、患者様の早く子供が欲しいいう気持ちを大切にしながら、体外受精などのARTはもちろん、一般不妊治療にも力を入れており、必要最低限の検査・治療によって少しでも早く妊娠できるようサポートしてまいりたいと思っております。

治療の進め方

生物としてのヒトにとって、年齢を重ねることは、妊娠を妨げる原因にさらされる機会が増えることでもあります。高齢になってからの不妊治療はなかなか妊娠につながりにくくなることも事実です。肉体的にも、精神的にも、さらには経済的にも負担の少ない治療法で妊娠に至ることができればそれに越したことはございません。
そのためにも、妊娠を望むのであれば、治療を先送りすることなく、すぐに検査・治療に望まれる方が効果的であると考えます。
図にお示した流れは、あくまで一例として参考にしていただくチャートです。

STEP1

基本検査約3ヶ月 ◆基本検査の詳細は、こちらへ

STEP2

原因に対する治療あるいは、タイミング指導約6ヶ月
薬と経膣超音波での検査を平行して行ないます。女性の年齢が高い、あるいはタイミング法では難しい原因がある場合は、ステップ3やステップ4あるいは、ステップ5へ進みます。

STEP3

薬物療法約6ヶ月
(内服薬あるいは、HMGなどの注射による排卵誘発療法)

STEP4

人工授精(5回位) ◆人工授精の詳細は、こちらへ

STEP5

体外受精 顕微授精
特殊な検査や手術、体外受精、顕微授精などは3回目からは妊娠率も落ちるが、今の医学ではここが最高の治療です。
◆体外受精・顕微授精の詳細は、こちらへ

その他

人により、東洋医学に切り替える人、自然に任せることにする人、漢方薬を飲む人、簡単なタイミング法のみ続ける人など、その選択肢は様々です。

治療中の注意事項

  1. 基礎体温が高温の時、他の病院にかかる場合は妊娠の可能性があることを医師に伝えてください。
  2. 月経がいつもと違うようでしたら早めに受診してください。
    ・量が少ない。
    ・期間が短い。
    ・我慢できないお腹の痛みがある。
  3. 検査中も避妊の必要性はありません。必要な時は医師より指示があります。
    できるだけ基礎体温を付けていただき、診察時に見せてください。
  4. その他、わからないこと、不安なことがありましたらお聞きください。
  5. 不妊相談・カウンセリングは現在おこなっておりません。月に一度、不妊セミナーを予約制でおこなっています。ご利用ください。